アルベルト・リエボレ、ジャネット・アルテール、マネル・モリナの3人は、デザイナーとしての資質は十分に世界で認められているが、アートディレクションについてAndreu World社で行っている寡黙な作業を知る人はあまりいない。
アルベルト・リエボレは、ブエノスアイレス生まれ。スペインデザイン界のベテランの面々に囲まれ円熟したデザイナー。ドイツ人デザイナーのジャネット・アルテールやカタルーニア出身のインテリアコーディネーターで工業デザイナーのマネル・モリナと活動を始めて以来、隆盛期を迎え高い生産性を達成。アルゼンチンの首都で建築学を学び、工業デザインに関心を抱き、「イポテシス」というデザイン制作センターの設立に至る。1977年ホルヘ・ペンシと共にバルセロナに拠点を構える。
当時、すでにデザインとは、デザインのコンセプトと定義、その生産戦略、その後生じるグラフィックイメージと広告制作までを包括するトータルな活動として理解されていた。1984年、独立。単独でスタジオを指揮した時期に、チェア「リン」のような非凡なディーテイルの作品を残した。このチェアで、Andreu World社との関係が始まり、その2年後、新たなクリエイティブ会社「リエボレ・アルテール・モリナ」をスタートさせる(1996年、正式法人となる)。それ以来、チェア「ラディカル」や「マニラ」シリーズの各モデルをはじめとする象徴的アイテムにより、Andreu Worldのカタログへ質の高い多くの欠かせない貢献をした。